近年話題のCBDを使ってみたいけど、本当に日本で合法なの?

CBDは大麻草の成分ですが、日本で合法となっています。
僕は以前に合法だからと勧められたものが実は脱法ドラッグだったという失敗談があります。
2度とあのような経験はしたくないので、CBDについてかなり調べました。
世界保健機関(WHO)も下記のようにCBDに対する可能性を認めています。
CBD が多くの他の健康状態のために有用な治療であ るかもしれないという初期的なエビデンス(科学的証拠)もある。
大麻抽出薬剤「サティベックス」はすでに世界30ヶ国で医学的利用が承認されています。
CBDを使用する前に、この記事を読んでCBDのキチンとした知識を持っておきましょう。
CBDは日本で合法です
CBD(カンナビジオール)は麻に含まれる成分ですが、日本でも合法です。
そのことは大麻取締法にもしっかりと記載されています。
大麻取締法 第一条
この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。引用元:大麻取締法|厚生労働省
こちらに書かれている大麻草の成熟した茎及びその製品並びに大麻草の種子というのがCBDのこと。
大麻には他にTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分があり、これがいわゆるハイになるもので禁止されています。
法の網をかいくぐってコソコソ販売しているわけではありません。
CBDはしっかりと国に使用・販売が認められています。
CBD製品は楽天市場でも取り扱われている
日本トップクラスのECサイト楽天市場で「CBD」を検索してみると55,205件もヒットしました。(2019年12月時点)
もしCBDが合法なものじゃなかったら、楽天市場みたいな大手通販サイトが薬物を野放しにすると思いますか?それはありえません。
日本で違法な大麻の成分【CBD・THC】
先ほどもお伝えした通り、日本で禁止されている成分はTHCです。
THCは麻の葉や花穂から抽出され、一方CBDは成熟した麻の茎や種から抽出されます。
大麻は用途別に分けて3種類
大麻の種類は産業用・医療用・嗜好用と3つに分けられています。
- 産業用→THCをほとんど含まない大麻の種や茎(七味唐辛子に含まれる大麻の種、ヘンプシードオイル、麻の繊維を用いた衣類)
- 医療用→THCも含めた医療目的で使用される大麻(病院などで処方される大麻製品)
- 嗜好用→文字通りたしなむ用の大麻(お酒やたばこ感覚)
この中で産業用大麻が日本では合法化されており、残りの医療用と嗜好用が禁止されています。
CBDとTHCの効果
CBDとTHCの効果
- THC→気分が高揚する
- CBD→リラックスする
身近なものに例えると…
- THC→お酒
- CBD→タバコ
そんなわけないだろ!
と思うかもしれませんが、大麻は実質お酒やタバコに比べて依存度も害もかなり低いと言われています。
その他にも僕たち人間に必要不可欠な成分がCBDに備わっていることが明らかになりました。
体内には、地球上で生きていくために本来備わっている身体調節機能=ECS(エンド・カンナビノイド・システム)があります。ECSは、食欲、痛み、免疫調整、感情制御、運動機能、発達と老化、神経保護、認知と記憶などの機能をもち、細胞同士のコミュニケーション活動を支えています。
省略
老化に伴って身体調節機能を担うECS(エンド・カンナビノイド・システム)が不調となり、上記のような老人退行性疾患にかかりやすくなります。
このシステムを再び円滑に動かすことができるのは外部から摂取するCBDが必要となります。
参考カンナビノイドの科学|佐藤 均 (監修), 日本臨床カンナビノイド学会 (編集)
どうしても害悪なものと捉えてしまうのは、ニュースで大麻と覚醒剤なんかを一括りにして報じられるからですね。
アメリカが大麻合法化に向けて取り組んでいるので、日本でも解禁される日は近いと言われています。
そもそも日本で大麻が違法な理由
今では覚醒剤扱いされている大麻はもともと日本で合法でした。
とても万能な草で神聖な行事や日常生活にも取り入れられていたそうです。
大麻取締法に関しては黒い背景が絡んでいたりで、長年議論され続けているテーマです。
日本人の遵法精神が危険
国の法律を守ることは素晴らしいです。
法律で認められていれば良い、禁止されていれば悪い。
確かに間違ってはいないんですが、その隙間をつかれた合法(脱法)ドラッグが以前問題になりましたよね。
合法(脱法)ドラッグとは…
身体への影響は覚せい剤以上になるものもある。
僕も昔友人に勧められて体験したことがあります。
合法と名前についているし、実店舗で販売されていたので安心して購入しました。
そしていわゆるバッドトリップに陥って、現実世界に戻れなくなり死ぬほど怖かったです。
幸いなことに周りには一切迷惑かけずに眠ったら元どおりに戻ってましたが、もう2度とあんな怖い思いはしたくありません。
それ以来、合法という言葉を安易に信用せず、まずは自分で徹底的に調べるようにしています。
合法であっても自分の身体に取り入れるものはご自身でしっかりと調べましょう。
CBDの事例
生後10週間から難治性てんかんに悩まされたゆあちゃん。
CBDがてんかんに効果があるという情報にたどり着き、藁にもすがる思いで試してみたという。
いくつもの手術でも治らなかった発作がCBDを摂取し始めて、症状が軽くなり発作の回数が減ったとのこと。
他にも余命1年半と宣告された末期がん患者が大麻を摂取することにより、宣告より3年経過している女性の体験談もあります。
この動画を見て「大麻が合法化していれば、今まで何人の命が救われたんだろう」と悲しくなりました。
そしていろいろ調べてみると、公益社団法人日本てんかん協会が厚生労働大臣に「大麻成分を含む医薬品の治験ができるように大麻取締法を見直してほしい」という要望書の提出もしています。
せめて医療用大麻だけでも合法化して、病気に苦しむ人たちを助けてほしいですね。
CBDは合法ドラッグ?違法薬物?|まとめ
- CBDは大麻の成分だが合法
- そもそも「大麻=覚醒剤」という勘違い
- CBDに限らず大麻の可能性は世界で研究が進められている
複雑な歴史や情報操作によってまだまだ悪いイメージの大麻ですが、実はスーパー万能な草だったことが伝わればなと思います。
ネットが普及した今、情報が多すぎて何がウソで何が本当かわからない時代ですよね。
もしCBDに興味があれば、納得のいくまで調べた上で体験してみて下さい。
レビュー記事も書いているので、興味のある方はどうぞ↓
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